私たちはスターを求めるのか(7/16)
W杯のあとの盛り上がりを見ていたら、どうしてこんなにも日本はスターが好きなのか。また、スターを作りたがるのかという思いになった。
何だかスターに寄りかかっていればそれで安心という安易な発想が見てとれる。自分で何かしようという気概はないのか、また、自分がそれを目指さないのかという気にさえ、なってくる。
政治にしてもそう。民主党がブームになれば盲目的にそれを支持して、
嫌気がさしてきたらそれをたたいての繰り返し。私も含めて自分たちがしっかりしないことにはどうにもならないのだけれど。
日本人っていつの間にこんなに考えない人間になったのだろうか。そういう私もあまり物事を考えない人間だったのだが、年を取るにつれて、自分以上に物事を考えていない人間がいることに少しずつ気がついてきた。
本田が言っていたけど、大きな夢を持って努力しろと。そういう彼は、人並以上に努力してきたのだろうし、目標も高いものがあったから世界のどこでもやっていけるのだろう。
私は目標と言える目標はもっていないけれども、とりあえず、毎日、全力を尽くすようにはしているつもりだ。全力を出さないようになってはだめだ。人間がだめになってしまう。
やはり寄りかかっていては、だめで人はとりあえず自分自身で生きていけるようになることが最低限の義務だ。
不幸にしてそれができない場合にいろんなものに頼ればいいのであって、自分でやろうとしないで何もかも頼ってしまおうとするのは順番が間違っていると思う。
ただ、今の盛り上がりもあっという間に冷めてしまうんだろうなと。そして、Jリーグは元の落ち着きを取り戻すんだろうなと、最後はサッカーに戻りました。
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