息子の小学校の企画の立山登山に参加。起床は午前4時。大人だとそんなに早く起きなくてもと思うのだが、それでも、終わってみれば結果的にはちょうどの時間だった。
小学校からはバスで室堂まで直行し、7時半頃に到着。準備を整えて、8時にはそこを出発した。天気は最高の天気。きっと下界は暑いだろうが、室堂でもちょうど過ごしやすい気候。
子供が中心なのでペースはゆっくり。途中、雪渓もあるが、そこを超えなければ頂上へは行けない。とは言っても、そんなに難しい場所ではない。子供でも歩ける。ちょっと上り坂ではあるけれど。息子はいつもどおり慎重に歩いていた。こういうところでは、自分のペースを守りながら、無理しないことが大事。
途中、休憩を挟みながら、9時過ぎには一の越に到着。槍ヶ岳などもきれいに見えて美しい。
一の越からは本格的な上り。岩を越えて登っていく。三の越くらいまでは急だ。息子は相変わらずマイペースで進み、遅いが、何とか登ってきている。頑張れ、頑張れ。
そんなことを思っていたら、自分の右の登山靴の底が取れてしまった。もう15年以上前に韓国で購入した登山靴。冬場にも履いていたが、まさかここでだめになってしまうとは。
仕方がないので、荒縄で靴底をしばりつけて、頂上まで登る。苦労しながら無事、頂上に到着した。頂上で食うおにぎりはなかなかうまい。
立山は三大霊山の一つで頂上に神社がある。団体で参拝料を払って、頂上のさらに一段高くなっている社のある場所に向かう。そこで、神主さんに祈祷をしてもらい、頂上を後にする。
登山は下りの方が難しく、実際に慎重な息子はいっそう慎重になり、ゆっくりゆっくりと下る。息子を心配していたら、今度は自分の左の靴底が取れてしまった。同じ日に両方ともだめになってしまうとは。。。
仕方がないので、左側も荒縄で縛って一の越まで何とか降りた。早い人はもう30分くらい前におりてしまっていただろう。それでも、さらにその後から来る人たちもいて、一の越で一旦全員が揃うまで待つ。
自分の登山靴が大変なことになっているのを学校の先生が見てくれて、いろいろとテーピングしたり、ひもで縛ったりしてくれた。ガイドさんのロッククライミング用の紐も借りることができた。
そこからの下り。荒縄で縛っていた左側の靴底だけがよく取れる。雪渓で水分を含むとほぼ確実に取れてしまう。取れるとそのたびに荒縄で縛りなおして、また歩くのだが、雪渓が4カ所くらいあるので、そのたびに底が取れてしまう。結局、取れて縛ってを繰り返し、何とか室堂まで帰ってこられた。
そんなに疲れはしなかったけれども、登山靴がだめになってしまうとは思わなかった。こういう壊れ方をするまで靴を履き続けたことがなかったので、自分にとってもいい経験になった。また、息子にとってもいい経験になっただろう。
来年、息子は行くだろうか。いや、もう行かないと言っているから多分行かないのだろうか。ちょっと怖がり過ぎのところがあるので、それが少しでも改善されればいくらでも登れるように思うのだが。
ただ、天気がよかったのが、登山を一層いいものにしてくれた。平地に出てくるとすっかり忘れていた暑さにやられてしまった。
(写真はあとで追加します。)
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