カターレ富山対徳島ヴォルティス(6/13)
今年は2試合しかない平日ナイターの試合。何とか6時前には職場を出ることができて、富山駅に向かい、シャトルバスに乗り込む。乗り込んだ時には、既に席が埋まっており、仕方なく吊革につかまって県総まで向かう。車内では、験を担いでポカリスエットを飲み干す(相手の徳島は元々大塚製薬が母体なので)。
競技場へは試合開始10分前くらいに到着。知った人と何人か挨拶を交わし、声をかけられ、今日はバックスタンド2階から観戦した。いつもなら子供連れが多いのだが、今日は仕事帰りのサラリーマンと思われる人が多い。向かいのメインスタンドを見ても、青のレプリカユニフォームだけでなく、白いワイシャツの集団もちらほら見られる。
徳島は平日ということもあり、サポーターの数は少ない。でも、徳島独特の阿波踊りのお囃子風、コンコンチキの音色が時折鳴り響く。私は敵ながらこの応援が好きだ。
さて、試合。序盤からほぼ互角で、お互いに攻め合うがなかなか決定的な場面には至らない。これはというシーンになりそうでも、シュートがあさっての方向に飛んだりということが多かった。
相手の徳島の2トップは津田、ドウグラスと強力なので、前節のようにボールを回されて冷や冷やさせられるかと思ったが、危なかったのは一度ゴールポストに当たるドウグラスのシュートくらいだろうか。それでもドウグラスは怖かった。ただ、中盤の攻防では、今の徳島の成績も分かるような出来でそんなに脅威は感じなかった。
前半30分を過ぎた頃だろうか、FWの黒部が接触があったか何かで、ピッチの外に出た。ちょっと見た感じではそんなに激しいプレーのようには見えなかったのだが、結局、そのまま交代。移籍後、初出場となる山瀬と交代となり、プランの変更をせざるを得なくなる。
思いもかけないタイミングでの山瀬投入。本人もこんなに早く出る準備はしていなかっただろうが、見る方は楽しみだ。いきなり左サイドから西野とのパス交換で相手を崩そうとするなど、期待させる内容だった。サイドからは浮き球のクロスボールが多いが、グラウンダーのパスでくさびを入れるようなパス交換。新鮮なプレーだった。
後半に入ると徳島が攻勢を強めてくる。そして、後半早々にカターレの右サイドを崩されて、失点した。失点の場面、カターレから見て右サイドに張ってきた相手の選手にパスがわたり、空いたスペースにサイドバックの那須川に走り込まれて、奥深くから折り返されたもの。パスを出した選手にもカターレの選手(加藤?)が付いていたし、那須川には大西も付いていたが、いずれもかわされてしまった。ここは個人の力だろうか。
失点後は、DFの池端をFWとして交代出場させるなどして、反撃を試みるが、なかなかシュートまでには至らず。ソ・ヨンドクだけは、相変わらず切れのある動きを見せていたが、ミドルシュートが決まっていれば。山瀬もアクセントとして効いてはいたのだが、徳島にうまく交わされた印象。何だかもやもやしたものだけが後に残った。
このもやもやは、やはり負けていても、なかなかボールを前に運べないことに尽きる。ボールを受けて、前を向ける選手がヨンドクぐらいしかいない。パスをもらって、またその相手にパスを返して、というのが多い。相手の守備がうまいこともあるのだろうが、何だか消化不良だった。
試合後には、ゴール裏で、サポーターと選手がもめる場面もあった。怒った選手はサポーターに何を言ったのか分からないが、その前にサポーターが選手に対して言った言葉もずいぶんと失礼なものだったように思う。負けたくてやっている選手などいないだろう。選手を非難しないのは甘い、という考え方の人も少なからずいるようだが、選手を罵倒してもそれでチームが強くなったという話は知らない。
多くの人が応援することで、チームは強くなるんだ。今日の観客は平日ながら、2千人を超えていた。相手が徳島だったことを思えば、営業の人がかなり頑張ったからだろう。そこは嬉しかった。
幸い、今日は下位のチームが全て負けて順位は変わらず。次の試合まで時間がないので、下を向くことなく、強敵に立ち向かってほしい。
カターレサポーター。

徳島サポーター。

(私の10年日記)
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さて、試合。序盤からほぼ互角で、お互いに攻め合うがなかなか決定的な場面には至らない。これはというシーンになりそうでも、シュートがあさっての方向に飛んだりということが多かった。
相手の徳島の2トップは津田、ドウグラスと強力なので、前節のようにボールを回されて冷や冷やさせられるかと思ったが、危なかったのは一度ゴールポストに当たるドウグラスのシュートくらいだろうか。それでもドウグラスは怖かった。ただ、中盤の攻防では、今の徳島の成績も分かるような出来でそんなに脅威は感じなかった。
前半30分を過ぎた頃だろうか、FWの黒部が接触があったか何かで、ピッチの外に出た。ちょっと見た感じではそんなに激しいプレーのようには見えなかったのだが、結局、そのまま交代。移籍後、初出場となる山瀬と交代となり、プランの変更をせざるを得なくなる。
思いもかけないタイミングでの山瀬投入。本人もこんなに早く出る準備はしていなかっただろうが、見る方は楽しみだ。いきなり左サイドから西野とのパス交換で相手を崩そうとするなど、期待させる内容だった。サイドからは浮き球のクロスボールが多いが、グラウンダーのパスでくさびを入れるようなパス交換。新鮮なプレーだった。
後半に入ると徳島が攻勢を強めてくる。そして、後半早々にカターレの右サイドを崩されて、失点した。失点の場面、カターレから見て右サイドに張ってきた相手の選手にパスがわたり、空いたスペースにサイドバックの那須川に走り込まれて、奥深くから折り返されたもの。パスを出した選手にもカターレの選手(加藤?)が付いていたし、那須川には大西も付いていたが、いずれもかわされてしまった。ここは個人の力だろうか。
失点後は、DFの池端をFWとして交代出場させるなどして、反撃を試みるが、なかなかシュートまでには至らず。ソ・ヨンドクだけは、相変わらず切れのある動きを見せていたが、ミドルシュートが決まっていれば。山瀬もアクセントとして効いてはいたのだが、徳島にうまく交わされた印象。何だかもやもやしたものだけが後に残った。
このもやもやは、やはり負けていても、なかなかボールを前に運べないことに尽きる。ボールを受けて、前を向ける選手がヨンドクぐらいしかいない。パスをもらって、またその相手にパスを返して、というのが多い。相手の守備がうまいこともあるのだろうが、何だか消化不良だった。
試合後には、ゴール裏で、サポーターと選手がもめる場面もあった。怒った選手はサポーターに何を言ったのか分からないが、その前にサポーターが選手に対して言った言葉もずいぶんと失礼なものだったように思う。負けたくてやっている選手などいないだろう。選手を非難しないのは甘い、という考え方の人も少なからずいるようだが、選手を罵倒してもそれでチームが強くなったという話は知らない。
多くの人が応援することで、チームは強くなるんだ。今日の観客は平日ながら、2千人を超えていた。相手が徳島だったことを思えば、営業の人がかなり頑張ったからだろう。そこは嬉しかった。
幸い、今日は下位のチームが全て負けて順位は変わらず。次の試合まで時間がないので、下を向くことなく、強敵に立ち向かってほしい。
カターレサポーター。

徳島サポーター。

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