自民党の政権公約を振り返る(12/19)
自民党の政権公約について書こうと思っていたが、これを書いているのがもう年も明けた1月3日。じっくりと振り返る気力もなくなってしまい、簡単に。
初めに出てくるのが「まず、復興。」という言葉。経済ではなくて、まず復興が初めに出てきます。
その中では、「民主党政権ではいっこうに対策が進んでいません。」として、民主党政権を批判しています。
次にActionとして、4つの項目が掲げてあります。Action1として「経済再生」。それからAction2が「教育再生」、Action3が「外交再生」、Action4が「暮らしの再生」。
Action1の「経済再生」の中では、気になった言葉として、「名目3%以上の経済成長」そして「物価目標(2%)」があります。また、「第1弾緊急経済対策」を断行するとしています。
次にAction2の「教育再生」では、6・3・3・4制の見直し、幼児教育の無償化、教育委員会制度の抜本的改革など。
Action3の「外交再生」では、「国民の生命・領土・美しい海を断固として守り抜きます。」とし、「日米同盟の絆を強化し、中国・韓国・ロシアとの関係を改善します。また、ASEAN諸国・インド・オーストラリアなどとの安全保障やエネルギー政策での協力を推進します。」としています。また、「TPP交渉参加に反対します。」とも。
Action4の「暮らしの再生」では、「みんなが安心できる持続可能な社会保障制度に向けて、「自助」・「自立」を第一に、「共助」と「公助」を組み合わせ、弱い立場の人には、しっかりと援助の手を差し伸べていきます。」としています。また、「消費税は、全額、社会保障に使います。」とも。 このほか、「「道州制基本法」の早期成立」というところが気になります。
ここまでが主なポイントですが、選挙の争点に挙がっていた憲法改正や国防軍などは、ここまでに一切出てこず、この後の自民党政策BANKに出てきます。この政策BANKはこれまで書いた4つのActionの流れに沿って細かな政策について書いてあるのですが、その最後に書いてあります。
個人的には、この書き方はどうなのだろうか、という思いがあります。こういう大事なことはせめて、4つのActionの中で書いておくべきではないのだろうかと。
選挙公約の中で民主党を批判する言葉がたくさん出てきますが、選挙なのでこれは仕方がないかなと思います。選挙で勝った自民党は、この選挙公約に沿って政策を進めていくしかないです。個人的に気に入らない部分もありますが、それは選挙で勝ったことで私も認めざるを得ない。
そして、自民党には、特に「まず、復興。」という言葉を忘れないで進めて欲しいと思うというのが、私の希望です。
(私の10年日記)
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