FC2ブログ

カターレ富山の2012年、逆転残留を振り返る(9/5)

降格が近付いてきているカターレ富山。
ここからの逆転はかなりの至難の業。
だが、このチームは2年前、苦しい状況から逆転した経験を持つ。
この状況にある今、あえて2年前を振り返ってみる。



この年、6月から8月まで全く勝てずその間、6分け9敗。
15試合勝ちがなく、その間に、順位は最下位22位に転落。
もうこれ以上離されたくない瀬戸際だった。
この時点での勝ち点の状況は次のとおり。

(第31節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 鳥取 24 7   3  21  -39
20位 岐阜 23 4  11  16  -25
21位 町田 22 5   7  19  -24
22位 富山 19 3  10  18  -22

迎えた9月2日の第32節。
相手はこちらも10試合勝ちがない愛媛。
この試合を録画したDVDを、たまに長距離旅行の時に見ることがある。
解説を担当したのは元キャプテンの濱野氏。
この試合でよく言われていたのが、その年初めて黒部、苔口、朝日がスタメンに揃ったことだった。

調子が悪い両チーム。
なかなかシュートまでいかない第三者が見ればつまらない試合。
そんな中、後半にアクシデントが起きる。
黒部と相手DFの前野が空中戦で激突。両者激しい出血。

それでも、2人とも再びピッチに戻る。
結局、黒部はフル出場。
そして、後半のワンチャンス、黒部、木村、苔口とボールがつながり、そのボールを苔口が決めて、これが決勝ゴール。久しぶりの勝利だった。


(第32節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 岐阜 26 5  11  16  -24
20位 鳥取 24 7   3  22  -41
21位 町田 23 5   8  19  -24
22位 富山 22 4  10  18  -21


続いて天皇杯をはさんで迎えた第33節。
相手はまだ一度も勝ったことがない千葉。
昇格を争う千葉相手にホームとはいえ、苦戦が予想された。

しかし、この試合、FW黒部が輝く。
前半のうちに、カターレでの初の1試合2ゴール。
この試合からその年初めて2列目に入った朝日の活躍もあった。
そして、このゴールは黒部がカターレで記録した公式戦最後のゴールになる。
千葉がオーロイを投入して空中戦を仕掛けてきたが、負傷明けの福田を投入して、得点を与えず。
千葉相手の金星となり、最下位を脱出した。


(第33節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 鳥取 27 8   3  22  -40
20位 岐阜 26 5  11  17  -25
21位 富山 25 5  10  18  -19
22位 町田 23 5   8  20  -27


中2日で迎えた第34節。
アウェイの草津戦は、重苦しい戦いが続く。
なかなかいい形が作れず、このままスコアレスドローかと思われたところ、途中出場で入った西川と木本がカウンターを仕掛け、木本からの折り返しを木村が決める。
終了間際に得た貴重な得点。
これで3連勝を飾り、順位も残留圏の20位に浮上する。


(第34節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 岐阜 29 6  11  17  -24
20位 富山 28 6  10  18  -18
21位 鳥取 28 8   4  22  -40
22位 町田 24 5   9  20  -27


第35節は、順位を逆転し、勝ち点4差で迎えた町田とのアウェイ戦。
この試合を取れば楽になるところだったが、町田が意地を見せてきた。
カターレは先制するものの、守りのミス(オウンゴール)で追い付かれ、その後逆転を許す。終了間際に西川の得点で追いすがるが届かず、連勝はストップ。
勝ち点1差に迫られる。


(第35節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 岐阜 32 7  11  17  -23
20位 富山 28 6  10  19  -19
21位 鳥取 28 8   4  23  -46
22位 町田 27 6   9  20  -26


続く第36節は台風が接近する中の岡山戦。
大雨、強風の中、開催すら危ぶまれたが、その中での必死の戦いだった。
懸命に守ってはいたものの、後半に先制を許す。
このまま負けて連敗となっては、せっかくの3連勝がかすんでしまうところだったが、キャプテン足助がチームを救う。

失点直後に獲得したコーナーキック。
ソ・ヨンドクが蹴ったボールは、後ろから助走してきた足助の頭にピタリ。
突き刺さったゴール。
ゴールネットにたまっていた水滴がきれいにはじけ飛んだのを鮮明に覚えている。
結果的にこのゴールは、足助がカターレで決めた最後のゴールになった。
試合はこのまま1-1で終了。だが、残留に向けては貴重な勝ち点1となった。
しかし、鳥取が勝ったため、順位は21位に。


(第36節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 岐阜 32 7  11  17  -23
20位 鳥取 31 9   4  23  -44
21位 富山 29 6  11  19  -19
22位 町田 27 6   9  21  -28
※岐阜の試合は台風のため、順延


続く第37節は順位を逆転された鳥取とのホーム戦。
この大一番で、前半、黒部の落としから、ミスターカターレ朝日のゴールが決まる。
朝日はこれがこの年の初ゴール。
これまで毎年大活躍してきた朝日が怪我で苦しみ、その末につかんだゴール。

試合は後半早々に追い付かれるが、その直後に苔口のゴールで引き離す。
試合はこのまま逃げ切り、2-1で勝利。
再び、20位に浮上した。


(第37節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 岐阜 33 7  12  17  -23
20位 富山 32 7  11  19  -18
21位 鳥取 31 9   4  24  -45
22位 町田 28 6  10  21  -28
※岐阜の試合は台風のため、順延


続く第38節はアウェイの京都戦。
この時点で京都は2位の湘南と勝ち点が同じで、自動昇格圏を争っていた。
試合は、圧倒的に押されてなかなか得点チャンスがつかめない。
しかし、この年はレンタル元の京都が相手でも出場できたGK守田を中心にゴールを割らせない。

そして、終了間際の86分。
黒部がファウルを受けてつかんだ右サイドのFKの場面。
ソ・ヨンドクが蹴ったボールは途中交代で入った西川の頭に合った。
このゴールが決まって、貴重な勝利。
順位は第20節以来の19位に浮上する。


(第38節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 富山 35 8  11  19  -17
20位 岐阜 34 7  13  17  -23
21位 鳥取 32 9   5  24  -45
22位 町田 28 6  10  22  -29
※岐阜は未消化試合があり、1試合少ない


この時点で、下のJFLの状況から、最下位にならない限りはほぼ降格しないことが分かってきた。それで気が抜けたわけではないだろうが、ここからカターレは3連敗を喫する。
徳島、湘南、北九州を相手に、いずれも得点すら奪えず。
この間、町田は1勝1分1敗で、勝ち点を4詰められ、最終節を前にしても結局、残留は確定しなかった。


(第39節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 富山 35 8  11  20  -20
20位 鳥取 35 10   5  24  -44
21位 岐阜 34 7  13  19  -26
22位 町田 28 6  10  23  -31


(第40節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 富山 35 8  11  21  -22
20位 鳥取 35 10   5  25  -45
21位 岐阜 34 7  13  20  -27
22位 町田 31 7  10  23  -30


(第41節終了時) 勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 富山 35 8  11  22  -23
20位 岐阜 35 7  14  20  -27
21位 鳥取 35 10   5  26  -46
22位 町田 32 7  11  23  -30


最終節を前に、富山、岐阜、鳥取の勝ち点が並び、勝ち点3差で町田が追う。
得失点差から言えば、富山はほぼ安全圏だが、大敗するとまだ抜かれる可能性もあった。
岐阜と鳥取は十分に逆転される可能性を残し、町田は勝てば、何とかなりそうな状況だった。
最終節のカードは、富山-水戸、横浜FC-岐阜、鳥取-福岡、町田-湘南だった。

迎えた42節、カターレはホームでの水戸戦。
確か、この試合はいつもと前半、後半の攻める位置が逆だったように記憶している。
重苦しい戦いだったが、この試合でもミスターカターレが輝く。
相手のクリアをDF谷田がきれいにパスカットしたのがゴール裏から見えた。
そこから、このボールを前にいる西川へ。
西川が朝日につないで、これを朝日が決めた。

前半はこのまま終了。
後半に入って、一度追い付かれるが、追い付かれた直後に、西川がカウンターで上がっていき、相手のオウンゴールで勝ち越した。
その後、國吉のゴールも決まり、試合は3-1で勝利。
文句なしの自力残留だった。

結局、最終節は富山と鳥取が勝ち、岐阜と町田が敗れて、町田が降格となった。
最後の11試合を6勝1分4敗のV字回復で乗り切り、今もカターレはJ2で戦っている。


(2012年最終)  勝ち点 勝  分  敗  得失点
19位 富山 38 9  11  22  -21
20位 鳥取 38 11   5  26  -45
21位 岐阜 35 7  14  21  -28
22位 町田 32 7  11  24  -33


この年、転機となった9月初戦の愛媛戦。
その試合から、黒部、苔口、朝日がスタメンに揃ったことがその後の好調の要因になった。
また、この好調な時期にはボランチに森泰次郎が入ったことも効いていた。

現在、カターレは勝ち点で10引き離され、降格の危機にある。
こんな時は、やはりチームの軸となる選手でもう一度やってみることだ。
今年、チームの軸は苔口、白崎、中島と言われていた。
中島が移籍し、一つの軸がなくなったが、それに代わるのは宮吉だろう。
宮吉が移籍してきてから、苔口、白崎、宮吉がスタメンで揃ったことはまだない。

もし、今年残留できるなら、次の岐阜戦に勝つことで、流れを変えること。
9月から流れを変えた2年前の再現。これしかないように思う。
これを落としたら、さすがに終わりだ。

まさに絶対に負けられない戦い。
心して覚悟を決めて、自分もその試合に臨む。

(私の10年日記)
2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2002年 2001年

読んで面白かったら、一押しお願いします。励みになりますので。

にほんブログ村 サッカーブログ カターレ富山へ ←ほかにもカターレ仲間がいます。
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 富山県情報へ ←ほかにも富山仲間が。

テーマ : カターレ富山
ジャンル : スポーツ

FC2カウンター
プロフィール

さば

  • Author:さば
  • 40代、男。妻と高校生の息子がいます。
    性格は基本的に後ろ向き。何をするにも尻込みして、やってみたとしてもどんくさい。何かを変えたいと思っていても実は現状肯定主義者で偉そうに語ることもあります。
    こんな私ですが、ブログを見てもらった人には和んでいただきたいと思って書いております。
    なお、更新は数日おきにまとめて更新していることが多いのでご了承下さい。
    管理用ページへ
twitter

プロ野球
カレンダー
08 | 2014/09 | 10
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
地域情報
462位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中部地方
74位
アクセスランキングを見る>>
ブログ内検索
RSSフィード
リンク